ジェノヴァ、レ・ストラーデヌオーヴェとパラッツオロッリ=Genova Le Strade Nuove

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北イタリアの世界遺産、ジェノヴァ、レ・ストラーデヌオーヴェとパラッツオロッリ= Genova Le Strade Nuove e il sistema dei Palazzi dei Rolli

北イタリアの世界遺産、ジェノヴァ、レ・ストラーデヌオーヴェとパラッツオロッリ、リグーリア州、州都ジェノヴァ
ジェノヴァGenova Le Strade Nuove e il sistema dei Palazzi dei Rolliは2006年世界遺産に登録された。
ジェノヴァは、11世紀から15世紀までの、長きにわたり海運国家として繁栄した。当時のヴェネツィア、ピサ、アマルフィ等海洋国家が栄えた時代から、ジェノヴァはずっとティレニア海、地中海へのイタリア最大の港として機能してきたのである。その当時隣国ピサに対抗するために、ララスペッツィア湾の軍事的な重要性からポルトヴェーネレに堅固な城を築き、リーグレ海を航行する船の監視と守備を固めた。

イタリア世界遺産。海洋国家ジェノヴァ。旧港に残るモニュメントにはこんな帆船が。

ピサとの覇権争いがジェノヴァの勝利によって終ってからはヴェネツィアと覇を競ったジェノヴァは1447年をコンスタンチノープルの陥落とトルコの台頭、大航海時代幕開けによる地中海交易の相対的重要性低下により勢力は衰えた。その後もミラノ公国、フランス等近隣諸国からの圧力に対抗しスペイン王カルロ5世と同盟を結び、ジェノヴァを国家として支えた貴族たちが各国の来賓が滞在する宿泊先として多くの館を建てロッリというシステムにリストした。世界遺産となったのはストラーダヌオーヴァ=新道とロッリシステムにリストされ来賓に供された数々の貴族の館である。

イタリア世界遺産、ストラーデヌオーヴェ=現ガリバルディ通り、９番地、トゥルシ館=現ジェノヴァ市庁舎中庭。

ジェノヴァ中央駅スタツィオーネ・プリンチペ、中央口、背中立像がコロンブス。右が駅のプラットフォーム

ジェノヴァの見どころ

ジェノヴァ、歴史地区、旧市街
ストラーダ・ヌオーバ=新しい通。現在のガリバルディ通り
トゥルシ館=市庁舎1564年～79年
ロッソ館、ロッソ美術館1671年～77年。バロック様式
ビアンコ館、ビアンコ美術館16世紀中頃。
ゴシック様式のサンロレンツォ大聖堂
フェッラーリ広場、カルロ・フェリーチェ劇場、ボルサ館
コロンブスの生家、サラセンの城壁
旧港、水族館、
キオッソーネ東洋美術館＋

ジェノヴァ、ソプラーナ門と手前がコロンブスの生家。イタリア世界遺産

ジェノヴァ中央駅スタツィオーネ、コロンブスの立像。イタリア北部世界遺産。ジェノヴァ。

ジェノヴァの市街は山の上と港に面した下の町があり上下の町をエレベーターや、ケーブルカーで結んでいる

イタリア世界遺産。ジェノヴァ。ジェノヴァ旧港には水族館が。

サンジョルジョ銀行のあったサンジョルジョ館、ジェノヴァ旧港周辺ゴシック様式の建造物。イタリア世界遺産。ジェノヴァ。

世界遺産ジェノヴァ。キオッソーネ東洋博物館はこちらから。

イタリア世界遺産。ジェノヴァ港にある帆船の舳先には、なんともユーモラスな見張り役が。

ジェノヴァ、歴史地区、サンロレンツォ大聖堂。12～14世紀。イタリア世界遺産。

特産品・食事

シーフードレストラン海鮮料理
ペスト・ジェノヴェーゼ、オリーヴオイル、みじん切りバジリコのソース
ポルトヴェーネレはコッツェ（ムール貝）の養殖が有名
ワイン、白、デザートワイン・シャケットラ

ジェノヴァ、レストラン、パスタジェノヴェーゼ、手長海老パスタ。カルパッチョ。

ポルトヴェーネレレストラン。ラヴィオリパスタ。

日本からのアクセス

日本から直行便はない。ローマ経由またはヨーロッパ経由でジェノヴァまで。
個人旅行ジェノヴァは歩いて回れる範囲に見どころが集中していて個人旅行に向いている。また、鉄道でポルトフィーノ、チンクエ・テッレへも鉄道、船等でアクセスできる。
ジェノヴァ２～３泊して、その後ポルトヴェーネレとチンクエ・テッレの村々を巡るのが一番のおすすめ。できれば、４月から１０月までの時期に旅行行くようにしたい。

個人旅行ジェノヴァと合わせていきたい

ポルトヴェーネレ
ピサ
フィレンツェ
シエナ
サンジミニャーノ

ジェノヴァから東のリビエラ（海岸）には、世界的に有名なポルトフィーノや、その先には背後に急峻な崖が迫り、独特な景観の世界遺産チンクエ・テッレ、ポルトヴェーネレがある。ポルトヴェーネレはラスペッツィア湾の世界遺産チンクエ・テッレとポルトヴェーネレはポルトフィーノ等と並んで夏のリゾートとして有名になった。冬は船便の運行が休止となる。