パエストゥム遺跡と考古学博物館=Il sito archeologico di Paestum
パエストゥムとヴェリア古代遺跡群を含むチレント、ディアノ渓谷国立公園・南イタリアの世界遺産=Costiera Amalfitana
パエストゥム考古学地区とヴェリア古代遺跡群を含むチレント、ディアノ渓谷国立公園とパドゥーラのカルトジオ修道院。南イタリアの世界遺産1998年世界遺産に登録された。Parco Nazionale del Cilento e Vallo di Diano con i siti archeologici di Paestum e Velia e la Certosa di Padula
パエストゥム。南イタリアカンパーニャ州、サレルノ県、地中海、ティレニア海に近い。
パエストゥム世界遺産は世界一美しい海岸・アマルフィ海岸と同じ南イタリアカンパーニャ州。紀元前6世紀頃、ギリシャ植民都市バシリの住人たちが建設した町ギリシャ名はポセイドイア。

パエストゥム。ポセイドン神殿。ギリシャドーリア式神殿が二つ並ぶ南イタリア世界遺産。
ギリシャ神話の海神ネットゥーノ=ネプチューンの神殿。バシリカ=へレの神殿。アテナイの神殿。ギリシャ時代の神殿が 三つも残っているのは世界ひろしといえどもパエストゥムだけ。

パエストゥム。バシリカと呼ばれるヘラの神殿、紀元前550年頃。南イタリア世界遺産。

パエストゥム。パエストゥム。バシリカと呼ばれるヘラの神殿、紀元前550年頃。南イタリア世界遺産。
パエストゥムは地中海世界ギリシャ植民都市シラクーサやと並ぶ繁栄ぶりが想像される。紀元前273年頃、ローマ人支配下となり名をパエストゥムと改めた。

パエストゥム。完璧なギリシャドーリア式神殿が二つ並ぶ南イタリア世界遺産。手前ポセイドン神殿。奥ヘラ神殿。

パエストゥム。アテナイの神殿・紀元前500年頃。三つの完璧なギリシャ神殿のひとつ、南イタリア世界遺産。

パエストゥム。アテナイの神殿・紀元前500年頃。三つの完璧なギリシャ神殿のひとつ、南イタリア世界遺産。
ギリシャドーリア式神殿と並び、ローマ時代の円形劇場、フォロ、浴場などのローマ遺跡も発掘されていることからパエストゥムは引き続き、商業中継地として栄えたと考えられている。

パエストゥムはローマ人の町にもなった。ローマ円形闘技場も残る南イタリア世界遺産。

パエストゥムはギリシャ時代のあと、ローマ人の町にもなった。ローマ人のフォロの遺跡も残る。南イタリア世界遺産。
遺跡にある国立考古学博物館には紀元前5世紀末の石棺の蓋に描かれたフレスコ画 「水に飛び込む男」が収蔵されている。他にもゼウス神のテラコッタ、古典ヘレニズムのブロンズ像等、当時を偲ばせる南イタリア出土の貴重な彫刻銅器陶器等が納められ必見。

パエストゥム、水に飛び込む男。パエストゥム考古学博物館所蔵。南イタリア世界遺産

パエストゥム、水に飛び込む男。パエストゥム考古学博物館所蔵。南イタリア世界遺産

南イタリア世界遺産、パエストゥム周辺にはモッツァレッラ水牛のチーズ工場がたくさんある

水牛たちは泥パックで害虫を寄せ付けないようにしているらしい。南イタリア世界遺産、パエストゥム周辺モッツァレッラ水牛のチーズ工場

水牛たちは泥パックのあとのシャワーが大好きで順番待ち、とても清潔。南イタリア世界遺産、パエストゥム周辺モッツァレッラ水牛のチーズ工場
パエストゥム周辺にはモッツァレッラ=水牛チーズ工場、というか、生産農家がたくさんある。水牛たちは水の中にいて、見た目泥だらけだが、実は清潔好きなのである。 牛舎に入る前は毎日シャワーを浴びる。それもちゃんと並んで順番に。行儀がいい。パエストゥム観光の前に寄ると、その朝できたモッツァレッラ・チーズが食べられる。
周辺の見どころ
- パエストゥム遺跡:見学時間:09:00~日没の二時間前まで
- パエストゥム国立考古学博物館:09:00~日没の二時間前まで
- モッツァレッラ水牛のチーズ工場ポンペイ遺跡
- アマルフィ、ドゥオーモ、市庁舎、海岸通り、旧造船所あと
- ポジターノ、サンタ・マリア・アッスンタ教会、海水浴場
- プライアーノ、サラセンの塔
- ラヴェッロ、サンパンタローネのドゥオーモ、サンジョヴァンニ・デル・トーロ
- エメラルドの洞窟
- ソレント
- アマルフィ、ドゥオーモ、市庁舎、海岸通り、旧造船所あと
- ポジターノ、サンタ・マリア・アッスンタ教会、海水浴場
- プライアーノ、サラセンの塔
南イタリア、サレルノ県、プライアーノは
アマルフィ海岸のポジターノとアマルフィの中間に位置する。知る人ぞ知る隠れリゾートだ。
特産品・食事
リモンチェッロ
オリーヴオイル
ワイン、コスタ・ダマルフィDOC
チェターラ、赤マグロ
日本からのアクセス
パエストゥムのあるサレルノ県は、ナポリが州都のカンパーニャ州にあので、
日本からローマ経由でナポリに乗り継ぐのが便利。
ナポリからは鉄道でパエストゥムまで行くか、アマルフィ滞在中に観光できる。する。
個人旅行
アマルフィ海岸に滞在するなら、ナポリ空港から専用車でアマルフィへまっすぐ入れる。日本発のその日のうちにアマルフィ海岸の夜景を見ながらホテルへチェックインできる。 パエストゥムへはナポリから一時間もあれば行けます。アマルフィ海岸に滞在中にパエストゥムとモッツァレッラのチーズ工場を見学というのも楽しいと思います。
専用車付き観光。イタリア旅行社で手配できます。お問い合わせ下さい。アマルフィ海岸が目的ならば、ナポリ空港から専用車でアマルフィへまっすぐ入れる。
日本発のその日のうちにアマルフィ海岸の夜景を見ながらホテルへチェックインできる。アマルフィ海岸はイタリア旅行のなかでも人気があるデスティネーション。
アマルフィ海岸の断崖を走る道路は大型バスが、海水浴の車がと、ものすごい渋滞。なにしろ断崖の縁を削ってせり出したり、崖に切り込んだりする道路一本しかない。
海に面した絶景が素晴らしいだけでなく、海の幸に恵まれた食事がまた自然食、健康志向の時代にピッタリい。切り立った断崖を背にしたに建物は海に面したテラスを
もつものが多く、日がな眺めていても飽きることがない。
アマルフィ海岸の世界遺産と観光
中世に栄えた海洋国家アマルフィは海からの侵略に備え多くの 要塞を築いた。 それらは今でもアマルフィ海岸のあちこちで見ることができる。アマルフィは中世海洋国家としてヴェネツィア、ジェノヴァ、ピサと並び歴史の舞台に登場し造船、操船に秀で遠くフェニキア、 アラブ中東 諸国との交易により大いに繁栄した。6月には今でもヴェネツィア、ジェノヴァ、ピサ四大海洋国家とのレガッタ祭りが行われる。もっとも、四都市持ち回りなので、開催は四年に一度となっている。 切り立った断崖を背にしたに建物は海に面したテラスをもつものが多く、日がな眺めていても飽きることがない。

アマルフィ海岸の崖に建つ典型的な白やパステルカラーの建物が

The Story of San Micheleの著者アクセルムンテの別荘、カプリ島の海岸やマリーナグランデが見下ろせる絶景の庭園がある。沖にはソレント半島のカンパネッラ岬もみえる。是非行ってみたいスポットだ。
夏はカプリ島へも頻繁に船が出ているので、アマルフィ海岸の町からもカプリ島へ渡ることができます。上の写真画面左上に見えるのがカプリ島から見るソレント半島です。