ヨーロッパの海外旅行の際はフリーwifi?それともポケットwifi?

フリー?それともポケットwifi?

日本ではデータ通信料を支払い、スマホやタブレットでインターネットを使用するのが一般的です。
しかしヨーロッパでは少し事情が異なります。
いたるところにフリーwifiがあり、無料でインターネットを使用できるのです。
それでもお金を支払ってポケットwifiを利用することにもメリットがあります。
ではまずヨーロッパでwifiを利用する場合、何を基準にしてフリー、または有料のポケットwifiを選ぶべきなのかについて見ていきましょう。
その後、海外旅行先として有名なヨーロッパのいくつかの国のwifi事情をお知らせしたいと思います。

ヨーロッパのフリーwifi事情と利用メリット

多くの場合、ヨーロッパの空港ではフリーwifiを提供しています。
そのため空港で時間を過ごす場合、インターネットの利用に不便はありません。
しかし空港によっては時間制限があったり、長時間の使用に関しては有料となるところもあります。
そして街中はというと、国やエリアによってフリーwifiが設備されているところと、そうでないところがあります。
そのため旅行するエリアによってはいつでもどこでもフリーwifiが利用できるというわけではありません。
それでも観光客が訪れるカフェやレストランなどにはフリーwifiがあるのが一般的ですので、ちょっとインターネットでの検索が必要という場合はカフェやレストランで一休みすることができます。
当然のことながらヨーロッパでのフリーwifiのメリットはコストがかからないということです。

ヨーロッパ旅行の際にポケットwifiを利用することのメリット

ヨーロッパの空港などで利用できるフリーwifiは常に大勢の人がアクセスします。
そのためセキュリティー面が甘いとハッキングなどの危険があります。
しかしポケットwifiは自分だけがアクセスできるものですので、セキュリティー面での心配はありません。
またどこでもインターネットにアクセスできるために、フリーwifiサービスのないところでも問題ありません。
インターネットを利用するためにカフェやレストランに入ると、そこでの食事代やドリンク代を支払わなければなりません。
そうした代金とポケットwifiの利用料金を比較し、お得な方を選ぶなら、コストの面でも節約につながります。
最近では日本でレンタルできるものも多く、現地で契約する必要はありません。
これは言語面で不安を感じる人にとっては大きなメリットです。
またレンタル料も比較的安く、無制限での利用が可能な者でも1日1000円以下で提供しているところもあります。
またデータ通信に制限があるものですと1日500円以下で提供されているものあり、旅行中に頻繁にインターネットを利用しない人にとってはお得なプランです。
ポケットwifiのデメリットとして挙げられるのはコストがかかることです。
また場所によってはインターネットの接続が難しいところもあります。

ヨーロッパのwifi事情①:フランス

では次に観光客が多く訪れる。ヨーロッパのいくつかの国のwifi事情について見ていきましょう。
最初に取り上げるのはフランスです。
フランスではフリーwifiが様々な場所で提供されています。
ホテル、カフェ、レストラン、そして商業施設や観光施設では当たり前のようにフリーでwifiが利用できます。
ちなみにパリには「Paris wifi」というサービスがあり、観光地や公共施設などでのフリーのインターネットを使用できます。
加えて人通りの多い大通りでもフリーwifiが提供されていますが、多くの場合は登録義務が課せられており、そこでのフリーwifiに接続するとまず登録画面へ児童に進むのが一般的です。
一般的には登録に際して必要となるのは名前とメールアドレスです。
これらを入力するとフリーwifiが利用できるようになります。
利用に際しては時間制限がありますが、再び接続すれば無料で利用できるので心配ありません。
スピードも速く、この点でイライラさせられることはありません。
また意外なこととしては、有名なシャルル・ド・ゴール空港でのフリーwifiは時間制限が設けられており、何と15分という短さです。
それ以降の利用は有料となるために、ここで長い時間過ごすのであれば空港内にあるカフェなどに行き、そこで提供されるフリーwifiを利用する方がお得なこともあります。

ヨーロッパのwifi事情②:スペイン

スペインもフリーwifiが様々な場所で提供されている国です。
しかしこの国のフリーwifiの特徴は、スピードが遅いことです。
これは観光客にとってみれば、少し残念なことかもしれません。
フランス同様、カフェやレストランなどではフリーwifiが提供されているのが一般的です。
しかし意外なことですが、ホテルでフリーwifiを提供しているところはそれほど多くありません。
そのためホテルでのインターネットの利用を考えておられる場合、予約前にあらかじめこの点をチェックする必要があります。
有名な観光地であるバルセロナに関しては、フリーwifiの接続に不便はなさそうです。
ここには「バルセロナWi-Fi」というサービスがあります。
このサービスを利用できるwifiスポットは約600あり、接続は容易です。
また「バルセロナWi-Fi」のスポットには白のひし形のデザインの中に「W」の文字が書かれた青色の看板が立っています。
バルセロナ観光中にインターネットの使用が必要となった場合、この看板の近くに行けばすぐにフリーwifiに接続することができます。
先にも触れたように、スペインのフリーwifiは速度が遅いことがデメリットです。
しかしSNSなどの送信や受信程度であれば、全く問題ありません。
スペインならではのフリーwifiサービスとして挙げられるのは。高速鉄道AVE内で提供されるものです。
この鉄道を利用する場合、マドリード~セビリアまではフリーでwifiiが利用できます。

ヨーロッパのwifi事情③:イタリア

イタリアのフリーwifi事情はかなり充実しています。
まず主要都市であるローマのフィウミチーノ空港、そしてミラノのマルペンサ空港では利用時間無制限のフリーwifiが提供されています。
また観光客や地元のビジネスマンたちで賑わうローマ、ミラノ、フィレンツェ、そしてトリノなどではwifiに接続できるところが多く、インターネットの利用に不便しません。
もちろんフリーwifiの設置が遅れているエリアもありますが、観光地で自由にインターネットを利用できるというのは大きなメリットです。
恐らく以前にイタリアを訪れた際、インターネットの利用に苦労したという人もおられることでしょう。
なぜなら以前、イタリアではこの国の携帯電話番号を持っていないとフリーwifiにレジスターできない仕組みになっていたからです。
しかし現在ではイタリアの電話番号を持っていなくても利用できるフリーwifiが増えており、かなり便利になっています。
ちなみにエリア別で見ていくと、ローマでは登録手数料として0.5ユーロ支払えば、フリーwifiが利用できます。
またフィレンツェでは300MB以内という制限はあるものの、1日2時間のフリーwifiが利用できます。

ヨーロッパのwifi事情④:ドイツ

まずこの国の空港におけるwifi事情ですが、フリーで提供しているところとそうでないところが存在します。
主要空港であるフランクフルト空港、そしてミュンヘン空港はフリーwifiがあるものの、ハンブルグ空港では1時間のみ無料、そしてベルリン空港に至っては最初から有料となっています。
このような状況からしてもわかるように、ドイツはヨーロッパの中でも。あまりフリーwifiに積極的ではない国の1つです。
その理由はセキュリティー面を強化していることにあります。
フリーwifiは大勢の人が接続できる分、問題が生じることもあります。
こうした点を考え、ドイツではあまりフリーwifiを提供していないのです。
しかしその分、フリーwifiがあるカフェやレストランなどはステッカーなどでわかりやすくフリーwifiがあることを知らせてくれます。
またホテルに関してはフリーwifiが提供されているところが多いために、この点は問題ありません。

ヨーロッパのwifi事情⑤:スイス

物価が高いスイスですが、ここでのフリーwifiの多くは携帯電話での認証が必要となります。
もちろん日本から持ち込んだものではなく、スイスの番号が必要となります。
そのためスイスの電話番号を持っていなければ、フリーwifiの利用は難しそうです。
空港に関してはチューリッヒ空港で120分、そしてジュネーブ空港で90分のフリーwifiの利用が可能です。
ちなみにチューリッヒ空港では搭乗券のQRコードを読み込ませることでフリーwifiに接続できますので、スイスの電話番号が無くても問題ありません。
またカフェなどでも電話番号無しで利用できるフリーwifが提供されているところもありますので、こうしたところを利用できます。
スイスのフリーwifiの通信速度は速く、イライラさせられることはありません。

ヨーロッパのwifi事情⑥:イギリス

イギリスは観光地のフリーwifが充実しています。
博物館や美術館などでは当たり前のようにフリーwifiに接続できますし、カフェやレストラン、そしてホテルや銀行にも設置されているのが一般的です。
イギリスには多くの人がビジネスや留学のために訪れていますので、こうした点を考慮してフリーwifiスポットが多いのです。
空港でのフリーwifiはヒースロー空港が4時間、そしてガトウィック空港で90分の利用が可能です。
しかし先進国であるもののインターネットが途中で遮断されてしまったり、速度が安定しないこともあります。
そのため少しイライラさせられることがあります。
それでも再びつなぎ直せば済むことですので、心配する必要はありません。

ヨーロッパのwif事情は様々

ヨーロッパのwif事情は非常に興味深いものです。
今回取り上げた国はどこも観光で栄えており、いわゆる先進国です。
しかしwifiに関する意識はそれぞれ異なります。
そのためヨーロッパを旅行する際はその国のwif事情を事前にチェックする必要があります。
しかし安全面を第一に考えるのであれば、やはりポケットwifiがベストでしょう。
特に観光地のフリーwifiは誰がアクセスするかわからないために、自分だけが利用できるポケットwifiは安心できます。

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